MMTを行う際に必ず“◯◯”を確認していますか。
この“◯◯”を確認しないとMMTの評価に失敗してしまいます。
普段、学生のみなさんはどのような手順でMMTを行っていますか。
学生さんの中には“ある手順”を行うことを忘れている方がいらっしゃいます。
この手順を忘れてしまうと正確な評価が行なえません。
それでは必ず行うべきポイントをご紹介しましょう。
MMTのポイント
MMTは実習中に必ず行う評価ですが、意外と忘れやすいポイントがあります。
膝関節伸展のMMTを例にあげてみましょう。
PT『膝を伸ばす力の検査を行います。膝をまっすぐ伸ばしてみましょう。』
“膝が伸びた。”
PT『それでは上から押しますので、負けないように膝を伸ばしてください。』
“押す力に耐えることができた。MMT4かな ”
こんな感じでMMTを行っていませんか。
確かに膝を伸ばす力を検査することはできます。
しかし、これでは本当にMMT3あるのかすらわかりません。
どこが違うのかわかりますか。
意外と学生さんが間違えやすい部分です。
最初にスクリーニングとして膝を伸ばす力をみることは良いかと思います。
しかし、まずは膝がしっかりと伸びるかどうか可動域を確認する必要があります。
関節可動域をしっかりと評価しておかないと、そもそも最大可動範囲がどのくらいなのかわかりません。
見た目上では膝が伸びていないのに、可動域を測ってみる伸展の可動域制限があり、それ以上伸びない方もいらっしゃいます。
まずはどのくらい関節が動くのか可動域を確認した上で、MMTを行うことがポイントです。
これは膝関節伸展に限らず、他の関節もそうです。
意外と忘れやすいため、注意して行ってみましょう。
まとめ
MMTを行う際に、必ずどのくらい関節が動くのか関節可動域を評価することがポイントです。
筋力低下によって足が上がらないのか、可動域制限によって関節自体が動かないことで足を上げられなのか、しっかりと評価する必要があります。
これはとても重要なポイントであるため、特に学生さんは注意して評価しましょうね。