本当は今の理学療法士の仕事を転職したくない、でも転職をせざるを得なくて転職しました。
転職で悩んでいる方のために、私の体験談や転職の考え方、転職のコツについてお話しますね。
転職について悩んだり、考えたりしている方は多くいると思います。
そんな方のため、私の体験談が少しでも参考になれば嬉しいですね。
なぜ転職を考えたのか?
転職をしようと思った時は、色々考えた末の結果だと思います。
よし!転職しよう!って人はおらず、何かしら理由やきっかけがあって、そのような考えにたどり着きます。
転職の理由は職場環境や、自分のやりたいこととのミスマッチ、家族のこと、給料面や休日面など、様々ですよね。
転職理由に良い、悪いはなく、また転職をすること自体もそれぞれの価値観だと思うので、周りから何を思われようが、それは決して間違った判断ではないと私は思います。
私がなぜ転職を考え、今に至ったのか、お話しますね。
私は病院で働いていました。
比較的環境にも恵まれた場所で、周りのスタッフも意欲が高く、勉強する環境はとても良かったです。
正直、別に転職をしなくてもよかった、、、
これが、本音です。
やっと自分がやりたいことをやれるようになってきた、ってのもありましたしね。
じゃぁ、なんで転職したのかってなりますよね。
それは家族のためです。
前の職場は、学べる環境としてはとても良かったので、不満はありません。
逆にもっと勉強をしたいという思いが強かったです。
でもその分、給料も低いし、研修会費の補助はほぼなし。
科内の研修会はいっぱいあり勉強できる環境ではある反面、帰りは遅い。
今思えば、自分としては別にそれでも良かったけど、家族としてはやはり大変だったのかもしれません。
休日はセミナーに行ったりもしていたので、自分のスキルアップにはつながったけど、給料への汎化はゼロ。
理学療法士の認定資格も取ったり、学会発表もしたりしたけど、、、
実績は残るものの、形としては何もならず、、、
色々考え、悩み、考え抜いたあげく、転職を決めました。
決めはしましたが、転職したい!って気持ちではありませんでした。
でも、決めた理由としては、やっぱり子供のためですね。
『もし給料が100万円カットされても今の職場で働きますか?』って聞かれたら、あなたはなんて答えますか?
私の答えはNoでした。
Yesと思えたら転職はしていなかったけど、やっぱり家族より仕事を最優先にすることはできなかったです。
この決断が、良かったのか、悪かったのかは、正直今はわかりません。笑
でも、考え方によってはあと数十年もPT人生があるから、子供がある程度大きくなるまでの何年かを給料が高いところで働いて、そのあとに自分の好きなところで働くのもありかなって思ったりもしました。
それに違うフィールドを見たら、新しい何かを発見できるかと思ったりもしましたしね。
転職で悩んでいる時に出会った一冊の本
転職を考えているときに、ある一冊の本に出会いました。
そこには、次のことが書かれていました。
『人生で起こること すべて良きこと』
『人生で起こること、すべてに深い意味がある』
『何が起こったか それが、我々の人生を分けるのではない
起こったことを、どう「解釈」するか それが、我々の人生を分ける』
他にも心に響くことが多く書かれています。
田坂 広志 PHP研究所 2015-07-24
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この本を読んでみて、今までの体験を思い返すと、
起こった時は、ネガティブに思っていても、あとで振り返って考えてみると、実はネガティブなことではなく、ポジティブになるための一歩だったんだろうなって思うこともありました。
きっとみなさんもそんな経験はありませんか?
起こったときは嫌な気持ちになっても、あとで思い返すと実は良いことだったんだって思える瞬間が来ると思います。
それは、自分の捉え方次第って部分もありますが、何かが起こるってことは次のステージへのきっかけでもあります。
今回の転職も実はネガティブではなく、数年後に思い返せば、きっと何か良いことのきっかけだったと思えると感じています。
そう思えるのはこれからの自分の行動次第かもしれませんが。笑
ただ、今一つ言えることは、立ち止まらずに行動して良かったなってことです。
私はもともと迷っていると止まってしまう性格でしたが、今回一歩踏み出したことで、そのあとは自然と流れるように事が進んでいきました。
今まで悩んで結局なにもできなかったことが多かったですが、一歩踏み出せばあとは良い方向へ自然と流れていくことがわかりました。
悩んで立ち止まるより、思い切って行動する方がいいことを実感しています。
きっと私みたいに悩んで立ち止まってしまう方もいると思うので、思い切って一歩踏み出してみると新しい道が見えてくるかもしれません。
理学療法士の転職先を探している時の心境
はじめての転職なので、正直どうやればわかりませんでした。笑
グーグル先生で『理学療法士 転職』で調べましたが、理学療法士の転職について書かれているブログはいっぱいあるものの、『転職しましょう!』など転職を促すようなことしか書いておらず、読んでいてムカつきました。笑
私はそんなことを調べているんじゃない!ってね。笑
求人サイトもいっぱい調べました。
PT以外の仕事も気になったので見ていると、PTってやっぱり給料低いんだな・・・って現実を見て軽くショックを受けつつも、私にはPTしかありません。笑
今(以前)の職場は給料が低いと言われながらも、求人サイトを見ていると、他の職場も給料が低く、意外と今(以前)の職場の方が給料高くない?!って思ったぐらいです。
でも、よくよく考えてみると、家族の扶養手当がついていたり、残業代等を含めての総支給額と比較していたため、基本給だけで見たら確実に他の職場の方が高かったです。
調べていると医療保険分野より、やはり訪問リハなど介護保険分野の方が給料は高いですね。
なかには年間100万円以上も今より高い給料の場所もありました。
自分のやりたいことをやるのか、、、
給料が良いところに行くのか、、、
休みが多いところに行くのか、、、
様々な選択肢があります。
私の場合、転職理由が家族のためなので、転職を決めた時点でやりたいことはできなくなるので、即諦めました。笑
でも、休日にやりたい領域の医療機関でバイトをするって選択肢もあるので、転職したから必ずしもできないってわけでもないみたいです。
要はやり方次第ってことですね。
それにPT以外にも、PTをベースとしたブログ運営や書籍の出版等もしているので、そっちでしばらくはやりたいようにやっていこうかなって思っています。
理学療法士で転職するときにやったこと
転職する時、色々な求人サイトで調べましたが、正直情報が少なくいまいちでした。
自分で転職先を探してもなかなか思うようなところが見つからず、実際に転職した人に相談してみると、、、
「ただ求人を見ていても意味ないよ!」って言われました。
ちなみに転職相談に載ってくれた友達のブログはこちら。
⇒理学療法士の転職実施計画書
そのときの私の頭は『???』です。笑
理由を聞くと、ただ求人を見ていても意味がなく、プロに相談した方が良いとのことでした。
PTやOT専用の求人サイトもあり、そこに登録するだけで自分に合った転職先のアドバイスをしてくれたり、給料アップの交渉のアドバイスをしてくれるとのことでした。
求人詳細をみていると、『以前の給料や経験年数を考慮します』って記載もあるので、どうせなら良い条件で契約したいですよね。
それにPTは年間の昇給額が微々たるもので、入職時の給料ベースがかなり大事になるので、私もPT/OTの求人サイトに登録することにしました。
友人に勧められたPT/OT専門の求人サイトはこちら。
やはり、色々な求人を扱っているより、PT/OT専門の方が情報が多くていいですね。
登録すると、すぐに電話で状況相談に乗ってくれるので、転職で悩んでいる方は相談をしてみても良いかもしれません。
転職して後悔していないのか?
転職をする・しないから始まり、色々とドタバタしていましたが、行動してみた結果、今は気持ちも楽になり楽しみもあります。
後悔しているか、していなかって聞かれると、、、
わかりません!笑
どこに重きを置くかによって、答えは変わりますからね。
給料面で言えば後悔してないし、
自分がやりたいことの面で言えば後悔してますし、
残業面で言えば後悔してないですし、
勉強できる環境で言えば後悔してますし、
家族の生活でいえば後悔していないですし、、、
どこに転職したとしても、100%自分が満足することはほぼないと思います。
転職してもスキルアップにつながることもあれば、つながらないこともあります。
大事なのは、転職後に自分がどうしたいのか、どうするのか、です。
私は、家族の時間も作ることができ、PT以外でも自分のやりたいことに取り組むこともできています。
PTをベースにした他の仕事も進めています。
書籍の出版やブログ運営などなど、PTをベースに臨床以外のことをやっています。
もし、ブログ運営などにご興味があればお気軽にお問い合わせくださいね。
色々な考え方がありますが、考え方一つで見え方も違いますし、感じ方も違います。
感じることが違えば、取る行動も違います。
最後に一つ言えることは、悩まずにすぐ行動してよかったなってことです。
やる、やらないは別として、行動することでその先が見えてきます。
みなさんも、もし悩んでいるのであれば、まずは行動をして相談でもしてみるといいと思います。
私に連絡をいただいてもいですし、他の方に相談をしてみてもいいかもしれません。
きっと良いアドバイスが貰えると思いますよ。
『起こったことを、どう「解釈」するか。それが、我々の人生を分ける』