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デイリーノートの書き方の3つのポイントとは?! 理学療法(PT)の実習で必見!

デイリーノートを書く時に3つのポイントを押さえるだけで、誰でも良いデイリーノートを書くことができます。

良いデイリーノートを書くためのポイントや考え方をご紹介します。

 

実習の記録として毎日デイリーノートは書きますよね。

デイリーノートが大変と感じる学生はきっと多いと思います。

 

しかし、デイリーノートはバイザーとコミュニケーションを取る一つの手段でもあります。

デイリーノートで悩まないように、デイリーノートを書くときのポイントや考え方についてご紹介します。

  

デイリーノートとは?

デイリーノートは1日に体験したことの記録で、実習中毎日書きますよね。

 

名前は違えど他の職種でも毎日記録するものはあり、理学療法士の学生に限ったものではありません。

医療業界以外の職種でも、みなさん何かしら毎日書いています。

 

学生のなかにはデイリーは大変と思ったり、めんどくさいと思う人もいるのではないでしょうか。 

こう感じてしまうのも仕方ありませんが、実はデイリーノートには重要な役割があります。
バイザーの一日の動きをよく思い出してみてください。

 

毎日必ず患者さんのカルテを書いていますよね。 

デイリーノートは実習の記録を書くツールでもありますが、実は就職に向けた練習の一つでもあります。

そう考えると、デイリーノートに対する向き合い方もかわりますよね。

実習はカリキュラムの一環ではありますが、就職するための練習と思って取り組むと考え方が変わるため、もう一度よく考え実習に臨むといいと思います。

 

デイリーノートの3つのポイントとは?

デイリーノートは決まった書き方はなく、学校や実習先の指示に従って書きます。

どんなふうに書けばいいのかわからないこともあると思います。

次の3つのポイントをおさえるだけで、かなり良いデイリーになるため実践してみましょう。

 

〜3つのポイントとは〜

  • 患者さんの観察内容や疑問点を書く
  • 疑問に対し自分の考えを書く
  • 考えに対して評価したいことを書く

この3つをおさえるだけで、デイリーノートがまとまり、さらに自分の考えも順序立てまとめられます。

 

例を一つあげましょう。

歩行観察をした際に、立脚中期~終期にかけ骨盤が後退していた方がいたとします。

この骨盤の後退がなぜ起こっているのか疑問ですよね。

 

この疑問に対し、自分で考え仮説を立てます。

①例えば股関節伸展制限があり、中期~終期で股関節伸展が起こらず代償として骨盤後退が起きていると仮説します。

 

②この考えに対し評価として、股関節伸展の可動域検査が必要となりますよね。

 

③この仮説を検証するために、バイザーに股関節伸展の可動域検査を行わせてもらえるように相談しましょう。

このような手順で行っていくことで、歩行観察と原因を結びつけることができます。

 

さらにもうワンステップ上をいくのであれば、股関節伸展の制限因子も考えられるといいですね。

制限因子がわかると、それが治療対象となってきます。

 

股関節の伸展制限で考えると、筋肉なら腸腰筋や大腿直筋、大腿筋膜張筋などさまざまな因子が上げられます。

これらの筋肉をそれぞれ鑑別して評価を行っていきます。

エリーテストだったり、トーマステストなどを行い、どの筋肉が制限になっているのかを絞ることで問題点が明らかになり、治療プランを立てることができます。

 

そしてこの問題点に治療した結果、歩容がどう変化したか再度観察・評価し、考察します。

 

このように考えを書いていくことで、評価と治療まで一連の流れをデイリーにまとめられますし、バイザーからアドバイスをもらいやすくなります。

 

『理学療法は評価で始まり、評価で終わる』よく聞くフレーズだと思いますが、今回ご説明した内容でイメージがつくと思います。

 

是非、デイリーはこんなことも考えながら書いてみてくださいね。

デイリーの書き方は色々ありますが、ただバイザーがやった治療内容を書いてもあまり身になりません。

 

なぜバイザーがその治療を行っているのか、問題点や仮説も一緒に考えながら見学し、デイリーに書けるといいですね。

こうすることで、考えもまとまり理学療法の楽しさがわかってくると思います。

 

デイリーノートの評価とは?

デイリーノートはスタッフが学生を評価する材料の一つです。

適当に書いてきたモノと、しっかり考えて書いてきたモノは見ればすぐわかります。

 

なかには、疾患名と簡単な治療内容(ストレッチ、筋トレ)しか書いてこない学生もいます。

学生として最低限やるべきことをやらないと良い評価はもらえませんし、しっかりとやってる学生は良い評価をされています。

 

これは頭が良い悪いのではなく、実習に対しての気持ちだと思います。

偏差値の高い大学の学生でもやる気がなければ印象は良くないですし、偏差値の低い学校の学生でもやる気があれば印象は良いです。

 

実際にもこのような学生はいます。

つまり、実習は学力で決まるものではないということです。

 

話が脱線してしまったので戻しますが、デイリーは見学内容だけでなく自分の考えをしっかり書くことがポイントです。

それを見てバイザーは『何がわかっていて、何がわかっていないのか』把握することができ、学生にあったレベルで指導するとこができます。

 

バイザーも常に、どんなふうに教えれば伝わるのかなど考えています。

バイザーに直接考えを伝えるのが苦手な場合は、デイリーノートを通して考えを伝えるといいですね。

 

まとめ

今回はデイリーノートのポイントについてご紹介してきました。

デイリーはただ見学した内容を書くのではなく、自分の考えを書くことがポイントになります。

 

これから実習に行く人も、今実習に行っている人も、少し意識して書いてみてくださいね。

 

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